セラミドで強い肌に
24.01.10こんにちは。
本日は、乾燥する季節には欠かせない「セラミド」についてお話しします!
Contents
セラミドとラメラ構造
こちらはお肌を拡大した肌の構造のイラストです。
セラミドとは、ヒトが自分のお肌に持っている成分であり、表皮の1番上の層である角質層の中に存在している「角質細胞間脂質」を構成する成分の1つです。
角質細胞間脂質には、ほかにも遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどがありますが、セラミドが約50%を占めています。
「セラミド」を含む「細胞間脂質」は、角質層の中で水分と一緒に「ラメラ構造」を作っています。
ラメラ構造とは、角質層内で水分と油分が交互に重なり合う層状の構造でバリア機能を担っています。しかし、気温や湿度、紫外線、洗顔など外的な刺激はもちろん、ストレスやホルモンバランスなどの内的な要因ですぐにバランスが崩れて肌トラブルを引き起こしてしまいます。
健やかなお肌を保つためには、ラメラ構造を守らなければいけません。
そこで活躍するのが【セラミド】です!✨
セラミドは刺激も少なく使いやすく、毒性やアレルギーの報告もないことから、安全性も高い成分です。
基本的にはどんな肌質にも合う化粧品成分なのです。
乾燥肌、乾燥性脂性肌(インナードライ肌)、混合肌も顔の一部が乾燥しているので、セラミドが向く肌質です。普通肌の方は、幸い乾燥がないお肌なので強い保湿の必要性を感じないかもしれません。しかし、加齢とともにセラミドはどんどん減少していきます。
(50歳代では20歳代の約半分にまで減少すると言われています)
エイジングケアも兼ねて、セラミド配合の化粧品がオススメです!
セラミドの働き
セラミドには主に以下の3つの働きがあります。
保湿効果
セラミドは、水分と結合することで角質層の水分保持に役立ちます。
バリア機能
バリア機能(ラメラ構造)を作っている重要な成分にセラミドがあります。
バリア機能とは表皮を保護、保湿する機能のことで、バリア機能がしっかりしていると乾燥やアレルゲンから肌を守りやすくなります。
美肌・美白効果
セラミドが不足し、バリア機能が弱まった肌は紫外線の影響を受けやすくなります。角質層のセラミドが十分にあると紫外線の影響を受けにくく、美肌・美白効果に効果的です。
セラミドの種類
化粧品に使われるセラミドは1種類ではありません。
セラミドは大きく4つのタイプに分けられます。ここでは4つのセラミドの特徴を解説します。
1、天然セラミド
天然セラミドは馬や牛から抽出され、「動物セラミド」とも呼ばれます。ヒトが生成するセラミドと似た構造を持つため浸透力が高い傾向があります。化粧品成分としての表示は、ビオセラミド、セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質です。
2、植物性セラミド
大豆や米といった植物から抽出されるセラミドが植物性セラミドです。肌にやさしく価格も安価ですが、ヒトが生成するセラミドとは構造が少し異なるので天然セラミドに比べ肌なじみは劣ります。
また、原材料にアレルギーがある方は使用できないので注意してください。
化粧品成分の表示は、グルコシルセラミド、加水分解コンニャク根、トウモロコシ胚芽抽出物、セラミド糖脂質含有米エキス、セラミド含有米抽出物、植物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質などです。
3、合成セラミド
合成セラミドはヒトのセラミドを真似た構造をしており、石油から作られます。
大量生産でき、安価で手に入るのがメリットですが、保湿効果も他のセラミドより低いと考えられています。もちろん、合成セラミドでも保湿効果がないわけではないので、プチプラ化粧品などではこのセラミドが使われることもあります。
化粧品成分の表示は、セチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどです。
合成セラミドは、全成分表示でも「セラミド」と記載されることはありません。
4、ヒト型セラミド
ヒト型セラミドは主に酵母からつくられ、ヒトが生成するセラミドとほぼ同じ構造を持ちます。そのため肌なじみが良く保湿力や浸透力に優れており、天然セラミドより安価に手に入ります。
ヒト型セラミドが最も良い?!
複数の種類があるセラミドの中で、ヒト型セラミドが最も良いとされる理由は何なのでしょうか。
◎ヒト型セラミドは、肌との親和性が最も高い
ヒト型セラミドは、ヒトの肌にあるセラミドに非常に近い構造を持ちます。
そのためヒトの肌との親和性が高く、化粧水や美容液として肌に取り込まれるとすっと肌になじみ、角質内の水分を保つ役割を果たします。この親和性の高さがヒト型セラミドが最もよいといわれる理由です。
石油からつくられる合成セラミドに比べ、価格が高いのが唯一のデメリットといえます。
◎ヒト型セラミドの種類と特徴
ヒト型セラミドには複数の種類がありますが、ここでは主な7種類とその特徴をご紹介します。
・セラミドEOP:外部刺激からバリアする。
・セラミドNG:ヒトの肌に最も多く含まれるセラミドで、高い保湿力がある。
・セラミドNP:うるおいを保持する。シワが気になる方におすすめ。
・セラミドEOH:バリア機能の保持、向上。
・セラミドAG:外部刺激からバリアする。
・セラミドAP:しわに効果的で、ターンオーバーをうながす。
・セラミドAH:炎症などの肌トラブルを抑える。
おススメのセラミド配合化粧品
私のおすすめは『モキュリンシリーズ』です✨
当院の院長、池上医師が監修した”ドクターズコスメ”Dr.MOQLINは、特殊技術で抽出された特別なコラーゲン『3重らせんコラーゲン』が肌の奥まで浸透して潤いを届けます✨
わずかにとろみがあり、お肌にのせるとスッと肌の奥に浸透して、ベタつくことがありません。当院のスタッフにも患者様にも人気です!
ヒト型セラミドである、
✔︎ セラミドNP
✔︎ セラミドAP
✔︎ セラミドEOP
を配合しています。
加齢とともに減少するセラミドは、日々のケアでこまめに補うことが大切です。
化粧品やスキンケア商品を選ぶ際は、ヒト型セラミドの中でも何が含まれているかまで確認すると、より欲しい効果が得られます。
ドラックストアでもヒト型セラミド配合の商品がたくさんありますので、購入の際は成分表示をチェックしてみましょう♪
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