魅惑の刺繍の世界
19.01.23先日、『ヴェトナム山岳少数民族の日常的手仕事展』に
戸越銀座に行きました。
服でも家でも家具でも、ピカピカ新品より、
年季が入ってちょっとくたびれた感じの味わいが出たものが好きで、
手仕事ものが好きです。
民家スタイルカフェの奥に併設されたイベントスペースに
足を踏み入れると、
そこに広がる素敵ワールドに頭がクラクラしました。
今回、購入したものです。
女性の腰あたりにつけるザオ族の飾り布で、
8ヶ月くらいかけて仕上げるのだそうです。
とにかく、細かい仕事で、
色使いやパターンが堪らなく好きな感じです。
額装して飾ろうと思っています。
こちらも細かい刺繍です。
黒の布地に黒の細かいステッチ!
派手さはありませんが、
手間暇を想像すると気が遠くなりそうな美しい品です。
これは男性用のジャケットだそうですが、
小柄な私にぴったりサイズでした。
ミニスカートやタイトなパンツと合わせても可愛いかな。
お揃いで着たくてピーロン用に購入した子供用ジャケットです。
3歳くらいになったら一緒に着て欲しいなぁ。
藍染のシンプルなジャケットのようですが、
所々に細かい刺繍が施されています。
襟足の飾りに使われているのはお金です。
この民族は日々の生活にお金を使わないので
飾りに使ったそうです。
こちらはモン族の刺繍をポーチにしたもの。
色合いもモチーフも本当に可愛らしいです♫
私が刺繍をかじったのは切迫早産で寝たきり生活の時です。
部屋に陽の光が入る日中だけチクチクやるのですが、
「え、もうこんなに時間が経った!?」
と驚くほどにあっという間に部屋が暗くなり、
それに比べてちょっとしか進まない仕事。
そんな経験があるので、
一つ一つにどれだけの手間と時間がかけられているかが想像できて
ありがたさに拝みたくなるようです。
手元に来てくれて嬉しい!大事にしよう^_^
他にもため息が出るような素敵なものがたくさんありました。
ジックリ厳選して購入しましたが、
帰る途中には「あー、あれも買えば良かった」と
断念したものが頭を巡り、
また次の機会を期待せずにはいられません。
切迫早産の時、
食べる時とトイレ以外は横になっていなければなりませんでした。
読みたい本や観たい映画、勉強したいことがたくさんあったので、
一気にやろう、と思ったのですが、
全然ダメでした。
頭に文字も映像も入ってこなくなってしまったのです。
人と会って喋ったり、料理を作ったりする、身体を動かす、といった
アウトプットの場が全然なくなったことで
インプットとアウトプットのバランスが崩れて
頭がショートしてしまった感じでした。
それで始めた刺繍が
切迫早産で寝たきりの私にとってはとても良い慰めになってくれました。
老眼が進む前に、時間を見つけてやりたいなぁ。
(最近、暗いと小さい文字が見にくくなってきました(´▽`;)ゞ)
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