世界の美容医療トレンド
14.06.10週末は韓国で開かれたAPMAC 2014
(Asia Pacific Medical Aesthetics Congress) に行ってきました。
招待して頂くのは今回で3回目です。
世界の美容医療のトレンドが分かって非常に勉強になる会です。
毎回、朝から夜までビッチリのハードスケジュール。
今回は結局、空港とホテルと病院以外はどこにも行きませんでした。
韓国料理も一度も食べずじまいで、
外国に行った感は、ほぼゼロでしたが、
勉強した充実感はいっぱい!
診療にどんどん反映させたいと思っています。
さて、
5年位前までは「法令線」とか「目の下のくま」など、
一点集中で治療するだけだったヒアルロン酸注射ですが、
今は必要な部分にボリュームを与えたり、
支えを作ることでたるみを持ち上げて、
顔のバランスを整えることが
世界の美容医療の最先端の方法になっています。
法令線が目立たなくなっても
顔全体の印象が元気で美しくて若々しくなければ
意味ないですものね。
私がいつもブログでも書く、
『バランスが大切』というヤツです。
また、昔のように顔を極端に変えるのではなく
持ち味を活かしつつ自然に美しくして、
今と同じ状態、あるいは今よりも若々しい状態を
5年後、10年後、15年後も維持させることに
世界のトップの先生達が力を入れています。
患者様から
「ヒアルロン酸やボトックスをすると、
効果が切れた頃に前よりひどい状態になりませんか?」
という質問をよく受けますが、
技術のしっかりした治療であれば、
治療していた方がしないよりも圧倒的に
若々しい状態をキープできます。
「ブラジャーをしないよりもした方が10年後の胸の形が綺麗」
と同じ原理。
何もしなければ加齢と重力に負けてしまいます。
この会では毎回、
ヒアルロン酸注射で起こりえるリスクについて
多くの時間が割かれます。
ヒアルロン酸注入は、技術の問題で凹凸が出たり
美しく仕上がらなかったりすることがあり、
技術や知識の差が大きく出る治療です。
治療しておかしな顔になるのはもちろん嫌ですが、
何よりも恐ろしいのは
ヒアルロン酸が主要な血管を塞栓してしまって
皮膚が壊死してしまうリスク。
毎回、恐ろしい症例写真に震え上がります。
解剖を熟知して、適切なテクニックで治療すれば
こういったリスクは非常に低く抑えることができますが、
残念ながら解剖を把握せずに
見よう見まねで治療している医師も多く存在します。
信頼関係がきちんと築ける医師の元で
治療をお受けになることをお勧めします。
また、何事も100%、ということはない訳で
何かが起こってしまったときの対処もとても大切です。
いかに速やかに適切な処置ができるかによって
予後が全く異なります。
毎日何人もの方にヒアルロン酸を注射しますが、
毎回毎回、緊張感を持って治療しています。
今回の会に参加して、
更に気を引き締めようと思いました。
多くの先生とお会いして情報交換ができるのも
学会ならではのとても嬉しい点です。
今回も、頑張っている先生達、
トップランナーの先生達にたくさんお会いして
刺激を受けました。
招待して下さったアラガンジャパンさん、ありがとうございます。
【 ヒアルロン酸注射の詳細はこちらをご覧下さい 】
_________________
ブログランキングに参加しています。
今日もクリックして頂けると励みになります★
もうひとつポチッとお願い致します★
にほんブログ村と人気ブログランキングに参加しています。
2つクリックして頂けると励みになります★
↓ ↓ ↓ ↓ ↓