出っ張ったほくろ、平たいほくろ
09.09.15一般的なほくろには
出っ張ったほくろと小さな平たいほくろの2種類があります。
盛り上っているものは『母斑細胞母斑』(厳密に言えば、その中でも小型色素性母斑)。
このタイプのほくろからは硬い毛が生えていることもよくあります。
色が薄いとイボと間違えられることも。
小さな平たいほくろは『単純黒子』。
個人的には盛り上がったホクロは取った方が良い場合が多いように思います。
出っ張ったホクロは目立ちますから、顔の印象を大きく左右します。
取ると清潔感が出てすっきりします。
平らなホクロは、目立たなければ取る必要はないと思います。
場所によっては大きな印象を与えることがあるので、
そんなときには除去しても良いと思いますし、
数が多ければ、まびいてあげるとすっきりした印象になります。
出っ張ったホクロは、炭酸ガスレーザーという、削るタイプのレーザーで
盛り上がりごと除去します。
表面だけ取り除いても、すぐに盛り上がってくるので、
少し深めに取り除きます。
かと言って、深く取りすぎると凹みが残ってしまいますので、
そのあたりの調節が大切です。
治療前の母斑細胞母斑です。治療直後。治療から1ヶ月が経過しました。
傷跡はほとんど分かりませんね (・∀・)♪♪
ほくろから毛が生えている場合は、
永久脱毛用のレーザーをあてると、更にキレイに仕上がります。
(ほくろ治療部位の永久脱毛レーザーは治療費の中に入っていますよ!)
平たいホクロは、深さによって治療方法が多少異なります。
茶色っぽいものは浅いことが多く、
炭酸ガスレーザーだけできれいに取れてしまうことがほとんどです。
1週間程度でファンデーションでカバーできる様になります。
黒味が強いものや、紫がかっているものは根が深くて、
炭酸ガスレーザーだけで取ろうとすると、傷が深くなり、
跡が残ってしまいます。
こんなときは、炭酸ガスレーザーで、傷が残らない程度に表面を削り、
後からQスイッチレーザーという黒色に反応するレーザーで色を飛ばします。
深いほくろの治療は1度では終わらないことも多く、
1.5ヶ月に1度、3回程度の治療が必要になります。
美しく仕上げるためには、焦りは禁物です!
ほくろは深く治療すれば再発が少なくなりますが、
再発を避けるために深く治療すると傷が残ってしまうので、
ギリギリの深さで治療をやめなければいけません。
マグノリア皮膚科クリニックでは
『単純黒子』の再発率は約30%
『母斑細胞母斑』の再発率は約10%です。
再発率は施設によって違うと思いますが、
私はどちらかというと再発を抑えるよりも、美しく仕上げることに力を入れています。
1年間の保障期間がありますから、
期限内であれば満足されるまで何度でも治療致します。
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