ウクライナに早く平和が戻りますように
22.03.04ウクライナ出身の患者様がいらっしゃいました。
いつも元気印の美しい方が、今日は憔悴しきった様子でした。
寝れない日々を過ごしていらっしゃるそうです。
ウクライナでお一人で住まれていた乳がんのお母様と
何日も連絡が取れず心配されたそうですが、
やっと連絡が取れたそうです。
ご自宅にただ1人、猫ととり残されていて、
怖くて外に出ることもできないそうです。
人が住んでいることがバレないように
電気も暖房も付けられず、
寒い中、お風呂で毛布に包まって寝ているのだそう。
食料はあと1週間分くらいしか残っておらず、
いつ水道が止まるか分からない不安の中、
なんとか気持ちを保っている状態だそうです。
患者様の知り合いの40代の女性は砲撃で亡くなり、
12歳のお嬢さんは瓦礫の下でお母さんの亡骸と閉じ込められて、
2日後に救出されたものの、ショックで口がきけないそうです。
平和な街で住んでいた人たちの生活が一瞬にして奪われて、
たくさんの人たちが犠牲になっているのです。
本当にひどいことです。
「こんな大変な時に顔の治療を受けに
先生のところに来ても良いものかと迷いましたけど、
顔をキレイにしてもらったら少し元気になれるかと思って。
お母さんも行っておいで、と言ってくれたので来ました」
今は顔どころじゃないのでは、と思われるかもしれませんが、
私は危機的状況の方が
「なんとか顔をキレイに元気にして欲しい。
そしたら気持ちがちょっと元気になれるから」
と仰る場面にたくさん遭遇してきました。
東北の震災の時には東北からの患者様が増えました。
癌と診断された、
ご主人が急死してしまった、
親の介護が大変、
お子様が引きこもってしまった、
お子様が自殺してしまった、
会社が倒産した、
など、色々なケースがありました。
元気な外見は気持ちを支えてくれます。
今回の治療が少しでも元気の元になったら嬉しいです。
ウクライナの人々のことはもちろん、とても心配ですが、
私は愛してやまない動物たちのことも心配で仕方ありません。
動物園や水族館の動物たちは一体どうなっているのだろう、
畜産の子たちはどうなっているんだろう、
家に置き去りにされた子たちはどうなっているのだろう、
野良猫・野良犬たちは?
考えると胸がしめつけられます。
戦争では子供や女性や病人、お年寄り、動物など、
弱い命が大きな被害を受けます。
早く早く、ウクライナに平和が戻りますように。
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