フラクショナルレーザーの種類 その2
12.05.16今日はフラクショナルレーザーの
1)肌に熱を加えて熱凝固させるタイプ
2)肌に小さな孔を作るタイプ
のうち、2) の孔を開けるレーザーについてお話します。
2)には組織を蒸散する(削る)機能のある
レーザー:炭酸ガスレーザー(フラクショナルCO2レーザー)が使われます。
炭酸ガスレーザーは、波形によって
A) ウルトラパルス
B) スーパーパルス
C) スマートパルス
に分けられます。
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A) の『ウルトラパルス』はアンコア(ブリッジセラピー)が有名です。
最近は、韓国製のウルトラパルスレーザーが増えています。
ウルトラパルスは切れ味が良いのが特徴です。
スパッと切れるシャープなナイフをイメージして下さい。
切れ味が良いので、周りの肌へのダメージが少なく、
傷の回復が早いです。
同じ出力で照射した場合、他の炭酸ガスレーザーよりも
ダウンタイム(赤みやカサカサが続く時間)が短いと言えます。
こういう特徴があるので、
ウルトラパルス炭酸ガスは、
ほくろやイボを除去するにはとても良いレーザーです。
ですが、フラクショナルレーザーの目的は『コラーゲンを増やすこと』 。
コラーゲンを効率良くしっかり増やすためには
真皮層(肌の奥)で炎症が起こしてあげる必要があります。
ただ孔を開けるだけでは、
コラーゲン増殖が不十分です。
この欠点をカバーするために、
深く小さく蒸散と、浅く広い蒸散をミックスする方法もありますが、
煩雑ですし、やはり熱変性は不十分です。
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B) の『スーパーパルス』は、エコ2やコアなどが有名です。
スーパーパルスは、ウルトラパルスに比べてパワーは落ちますが、
ウルトラパルスよりは熱変性があります。
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さて、最後のC) 『スマートパルス』。
マグノリア皮膚科クリニックで取り入れた『SmartXide DOT』は
このスマートパルスです。
次回、こちらのレーザーについてじっくりお話します♪
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