ヒアルロン酸でフェイスリフトするときは
持ち上げるだけでなく、
顔のバランスを整えるように
心がけて治療しています。


２年持続タイプのヒアルロン酸、
ボリューマを４本注入しました。
ヒアルロン酸を注射させて頂いた患者様はよく、
「どこが変わったかよく分からないけど
綺麗になって鏡を見るのがうれしくなった！」
とおっしゃいます。
「肌がキレイ」
「お化粧変えた？」
「髪切った？」
周りからも「何が変わったか分からないけどなんかキレイ」
という印象を持ってもらえる治療です。
今回はパーツごとの変化を見ていきましょう。
まずは正面です。
治療前は
１）こめかみの凹みなど、輪郭の歪さが目立つ
２）頬がフラットになって顔が幅広になっている
３）口元の影が目立つ
４）マリオネットラインが目立つ
ヒアルロン酸でリフトアップした後は、
お顔が全体的に持ち上がっています。
ただ持ち上げるのではなく、
外・下に落ちてしまっていた顔の重心を
やや上・中央にずらして（「寄せて・上げる」）
バランスを取ることが大切です。
　
平面的だった顔が立体的になって、
目や鼻、口を直接触っていないのに、
目鼻立ちのはっきりした美人さんになっています。
目をお見せできなくて本当に残念ですが、
目の縦幅がぐっと大きくなって、
目力がとっても強くなりました。
こめかみの凹みや目の下の痩せ、
口周りの影やマリオネットラインが目立たなくなって、
凹凸が少なくなって
肌の質感までキレイに見えます。
次はお顔の右側を見てみましょう。
治療前はたるみで少し出ていたマリオネットラインが
目立たなくなって、
頬にOgee Curveと呼ばれる
美しい曲線ラインができてイキイキした表情になりました。

　
左側です。
「寄せて・上げる」ことで
頬のトップの位置が高くなって、
広がった頬の幅が小さくなっています。

〜　ヒアルロン酸注射について　〜
リスク　感染症、注入した部位の皮膚の不整、皮膚壊死などの塞栓症状
副作用
１．内出血　術後に内出血を起こす可能性があります。1~2週間で自然に消失します。
２．針跡　針を刺した部分が赤くなります。1～3日で消失し、翌日からお化粧でカバーできます。
リスクや副作用の予防と対処
１．内出血　細い針、あるいは鈍針を使用して、血管が無いか慎重に見ながら治療を進めます。出血が起きた場合は速やかに圧迫して、内出血の拡がりを予防します。
２．痛みに対してはアイシングをしながら注射します。
「本当に痛くない！」と驚かれる方が多いです。
３．塞栓については、解剖をしっかり理解して、ゆっくり丁寧に血管に入っていないかを確認しながら注入することで、リスクを非常に低くすることができます。万が一、血流不全の症状がでた場合は、速やかに溶解することで、傷跡などを残すリスクを抑えることができます。