老化予防に必要なのはヒアルロン酸注射やボトックスか?あるいはレーザーか?
20.12.21フラッと入ったフライイングタイガーの壁に貼られたポスターに
目が釘付けになりました。
Contents
人はどのように老化するのか?
孫、お母さん、おばあちゃんの3世代が、同じ洋服、同じ髪型で写っている写真です。
老化の過程がなんて分かりやすい!!
こちらは40〜50代(白人は老化スピードが早い方も多いので意外と30代かも)と思しきお母さんと10代後半〜20代と思われる若い女性。
はち切れんばかりにハリがあって瑞々しい娘さんに比べて
お母さんは顔全体のたるみに目が行きます。
ほうれい線がはっきりして、フェイスラインがぼやけてきました。
顔の立体感が失われて平面的になり、お顔が大きくなったように見えます。
まぶたが重くなり、目が小さくなり、目力が弱くなっています。
肌の艶やハリが失われてきていて、影が出てきています。
唇が薄くなり、唇の輪郭がはっきりしなくなり、
鼻の下が長くなって、口角が下がっています。
お母さんのおばあちゃんの差はもっと明らかですね。
どうしてお母さんからおばあちゃんまで、ここまで老化が大きく進んでしまったのでしょう?
50歳を境に女性の老化は加速度的に進む
女性は50歳前後で女性ホルモンの分泌がガクンと減ります。
女性ホルモンは若々しさを保つのに必要不可欠なホルモンです。
女性ホルモンが減少すると骨密度が下がって骨が痩せ、
脂肪は萎縮し、コラーゲンが減少して、
女性ホルモン欠乏の症状の一つ、ドライ症候群でドライスキンにもなり、
老化スピードが加速度的に進みます。
こちらのお母さんは女性ホルモンがまだある程度、分泌されていると思いますが、
数年のうちに、女性ホルモンが大幅に減り、
何もしなければ(←ここ大切!)大きく加齢変化が進むことが予想できます。
女性ホルモンが減少して骨や脂肪組織が痩せると、
こめかみや目の下、頬などが痩せて、輪郭が崩れます。
脂肪組織や筋肉が下垂して、フェイスラインが重くなります。
筋肉を上手くコントロールできなくなって、眉間や目周りが下がって、
口角も下がります。
唇の痩せも加齢の代表的な変化の一つです。
唇が痩せると唇が薄くなって、立体感が失われます。
写真の方は、唇がほとんど見えない位、薄くなっています。
これは唇そのものが痩せたことに加えて、
唇周りの筋肉(口輪筋)が若い頃のように上手くコントロールできなくなり、唇を中に入れ込んでしまっている状態です。
鼻下もかなり長くなっていますね。
そして肌の質感の変化も大きいです。
女性ホルモンの減少によってコラーゲンが減少して、肌のハリが失われます。
キメが乱れて艶が失われて、肌が薄くなってシワが刻まれます。
こうやって老化の過程を見てみると、改めて、
顔の老化がいかに複雑かが分かります。
肌表面の変化だけでなく、骨から始まり筋肉〜脂肪層などの深い部分も
大きく変化しています。
外見の若々しさをキープするためには、
総合的にアプローチするのがベストです。
1)ヒアルロン酸やボトックスなどの“注入系”や3Dリフトなどのスレッド治療と
2)レーザー、HIFU、従来型PRPやスーパーPRP(肌再生治療ACRS)などの再生医療、ダーマペンなどの“育てる系”の治療と
3)内側からのアプローチで老化を遅らせる“アンチエイジング”
の複合治療が重要ということになります。
若々しさをキープするには、どこから取りかかれば良いのでしょう?
まずやるべきは注入系だと思います!
2)レーザーやHIFU、再生治療はコラーゲンを増やして
自身の肌を若々しくするために、とても良い方法です。
3)のアンチエイジングは、『老化』の原因に対してアプローチするので、
根本的であり、とても大切です。
でも、この2つのアプローチは効果が出るのに時間がかかります。
結果が目で見て分かるものではないこともあります。
コラーゲンの減少が激しくて痩せとたるみが強い場合、
レーザーでコラーゲンが増えたからといって、
1回2回で目に見える効果は実感できないかもしれません。
私たちは毎日、確実に老化していますが、それは短期間では自覚できません。
それと同じで、何かサプリメントを摂ったからと言って、
「あ、老化スピードが穏やかになった!」
と自覚することは難しいのです。
一方、ヒアルロン酸注射やボトックスなどの注入系や糸(スレッド)によるリフト治療は
わずかなダウンタイムで満足感の高い変化を得ることができます。
たるみを改善し、痩せや凹凸など、フェイスラインを整えて、
シワを改善して肌質まで改善できる。
おまけに老化スピードも遅くすることまでできるのです!
ヒアルロン酸はブラジャーと考える
よく、患者様に説明する時にお話するのですが、
ヒアルロン酸注射やボトックスといった注入治療やスレッド(糸)によるたるみ治療は
ブラジャーやボディースーツと似ています。
即効性があって形をきれいに整えます。
更に組織を支えて重力から軟部組織を守り、
たるみのスピードを遅くしたり、しわが深くなるのを遅くしたりする。
ただ、ヒアルロン酸注射やボトックスは形を整えたりたるみやシワの進行速度を遅くできても、自身の組織を若返らせることはできません。
やっぱり“育てる系”と“内側からのアンチエイジング”無くしては
老化対策には不十分なのです。
レーザー治療は筋トレと考える
“育てる系”のレーザーやHIFU、再生治療や美肌治療は
自分の組織自信を若々しくキープする、筋トレのように考えられると良いと思います。
定期的にトレーニングして鍛えることで、コラーゲンを増やして
自身の組織を若返らせることができるのです。
肌のコラーゲンはサプリで増やせるか?
コラーゲンを増やす、と聞くとサプリでコラーゲンを飲めば良いのではないかと考えてしまいそうですが、残念ながらそれは難しいです。
サプリメントで飲んだコラーゲンは、そのまま肌のコラーゲンになる訳ではありません。アミノ酸に分解され、その一部が肌のコラーゲンになります。アミノ酸が不足している人であれば、コラーゲンサプリを飲めば、肌の状態が劇的に良くなるかもしれません。でも、過食が社会問題になるような今の日本ではアミノ酸は十分、食事でしっかり摂れているはずです。その状態でサプリでコラーゲンを飲んでも肌のコラーゲンは増えません。
特に女性ホルモンが減った40代以上では、コラーゲンの産生能力が落ちているので、サプリでコラーゲンをいくら摂っても、自身のコラーゲンを増やすことはできないのです。
コラーゲンを増やして肌年齢を若返らせる方法は
✔️ レーザーや再生治療の力を借りるか、
✔️ ホルモンレベルを若い頃に戻してコラーゲン産生を増やすような治療(ホルモン補充療法など)を行うか
そのいずれか、ということになります。
筋トレとブラジャー、どっちが先か?
大切なのは早くブラジャーを着けることです!
筋トレだけでブラジャーをつけなければ、胸は確実にたるみます。
大胸筋を鍛えるよりまず、ブラジャーをつけて外見を整えてクーパー靭帯が痛むのを予防するべし!
顔も同じです。
注入や糸で形を整えて、これ以上、たるむのを予防しましょう。
そこで余力があれば、定期的に肌トレ(レーザーなど)を受けて、
自身の組織を若々しく保ちましょう。
そうしておけば、注入治療の効果もよりしっかり出るようになります。
更には老化を遅くするような内側からのアンチエイジング治療
(点滴やサプリメント、生活習慣など)を受けるとなお良い。
アンチエイジングは見た目を若々しく保つだけでなく、
元気になる、健康寿命を伸ばす、という健康面での変化も期待できます。
注入治療やレーザー治療は対症療法ですが、
根本的な老化の原因にアプローチする、と言う意味で、
実は私はアンチエイジングこそが一番大切だと考えています。
でも、今回は見た目の若々しさをキープするために、ということをテーマなので、
あえて注入系が最優先!と書きました。
アンチエイジングについて書き始めると、
ものすごく長くなってしまいますので、また別の機会に書きますね。
私もネクストステップに入りました
今までは注入系だけである程度、キープできていたので
実は“育てる系”はマメにやってきませんでした。
でも49歳になって肌の弾力性が失われるなど、
今まで無かった変化に気付くことが多くなり、
「遂に私も、次の段階に入ったな〜」と感じています。
これからは、自分の組織を育てることも同時進行でやらなければ
キープが難しくなってくるステージに突入した訳です。
注入治療と育てる系とアンチエイジングの組み合わせるのが良いと、
もちろん知識として知ってはいましたが、
自分自身の変化によって育てる系の重要性を、この数ヶ月、ひしひしと実感しています。
それで最近は患者様にも“育てる系”の重要性について口を酸っぱくしてお話ししています。
「だからこの間、HIFUを勧められたのか」
と心当たりのある患者様も多いはず(笑)
注入系との組み合わせで美肌治療が安くなります
注入系だけでなく、育てる系も併用して若々しい組織をキープして頂くように、
注入治療をお受けになって1ヶ月以内であれば、
トレーニング系の美肌治療=育てる系治療(各種レーザー治療、再生治療)を25%オフでお受け頂けるようにしました。
(どの美肌治療が25%OFFの対象になるか、詳しくはスタッフにお尋ねください)
注入系と美肌治療を上手く組み合わせて、
コストを抑えてしっかり効果を出して行きましょう!
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