今年もファーが流行
10.12.17買い物に行くと、
今年も目に入ってくるたくさんのファーのついた服や小物。
可愛くてゴージャスなファーには、
思わず心奪われてしまいますが、
動物を愛する私は、
ファーを目にすると気分が沈みます。
ファーを手にするとき、
それがどんな風に作られたのか、
どうぞ、少しだけ考えてみて下さい。
先日、某アパレルメーカーのオーナーさんとお会いして、
たまたま、ファーの話題になりました。
彼のブランドでは、もともとファーを扱っていたのですが、
仕事の一環でファーの工場に訪れたときの
あまりの光景にショックを受けて以来、
ファーを取り扱わなくなったそうです。
以前から、
「毛皮を作るときは、
状態の良い毛皮を取るために、
生きたまま、毛皮を剥ぐらしい」
という話は聞いていましたが、
半信半疑でした。
でも、その話は残念ながら、事実なのだそうです。
生きたままの動物を専用の機械に入れると、
『因幡の白兎』のような丸裸の動物がツルンと出てきて、
皮を剥がれた動物はそんまま苦しんで死ぬのだそうです。
(苦しみを和らげるための麻酔などは使われません)
ミンクは身体が酸性だかアルカリ性だかに極端に偏っていて、
そのままにしておくと土がダメになってしまうため、
肥料にすることもできず、
焼却処分されるそう。
ファーがついたお洋服、
皆さんは何年着ますか?
多分、多くが飽きられて、数年で捨てらると思います。
売れなかった大量の在庫も処分されます。
襟や袖を飾るフワフワ、
ただそれだけのために
これほどまでに残酷な方法で殺される命が数多くあるのです。
こちらのステラ・マッカートニーさんがナレーションをしている映像は、
アメリカにある毛皮工場を写しています。
世界中の毛皮工場の中でも最も環境が良い
と言われている場所なのだそうです。
これで環境が良いなんて、
他の工場は一体どんな状態なの??
悲しくなってしまいます。
人は本来優しいはずなのに、
どうしてここまで残酷になれるのかなぁ…
タレントの杉本彩さんは動物愛護活動を積極的になさっていて、
フェイクファーを推進されています。
リアルファーを身に着けるより、
フェイクファーの方がずっとずっと賢い選択だと思いますし、
彼女のような影響力のある方が声を大に訴えられるのは
とても素晴らしいことで、応援しています。
でも、リアルファーもフェイクファーも、
外から見ると同じなので、
知らない人が
「あれ、いいわね」
なんて、似た様なリアルファーを買ってしまう可能性があることを考えると
私自身はフェイクファーも反対です。
もっと多くの方が、
自分の口に入る物や身に着けるものが、
どんな風に作られているか考えるようになったら、
きっと世の中は変るはずです。
人や社会を変えるのは難しいですが、
まずは自分から、変りませんか?
にほんブログ村と人気ブログランキングに参加しています。
2つクリックして頂けると励みになります★
↓ ↓ ↓ ↓ ↓