AMWCに出席しました ブルーライトの真実に衝撃!
22.11.09先週末は学会AMWCに参加しました。
コロナ禍でオンラインセミナーは増えましたが、
会場に足を運んで参加できることが少なくなったので
楽しみにしていました。
2つのホールで講演が同時並行で進むので、
プログラムを見て、どちらに行こうか悩んで会場を行き来したり、
一緒に参加した松井先生と別々の演題を聞いて
後で情報を共有したりしました。
初日は睡眠に関する講演を聞きました。
食と睡眠とアンチエイジングは、
私が興味を持っている分野です。
危機感を覚えました
どの先生も、睡眠の重要性を力説されていました。
睡眠の質が悪いことはあらゆる病気にかかりやすくなりますし、
寿命も短くするそうです。
一概には言えないけれど、ベストな睡眠時間は
7〜7.5時間だそうです。
日本人は世界的にも睡眠時間が短いそうで、
御多分に洩れず、私も慢性的な睡眠不足です。
私は元々ロングスリーパーで、
いくら寝ても疲れが取れないのが悩みでしたが、
水素サプリの内服をするようになって、
早朝、スッキリ目が覚めて動ける様になりました。
初めのうちはそれで良かったのですが、
子供ができたこともあって日々、やるべきことが増えて、
睡眠時間がどんどん短くなってしまいました。
この1年位は老犬のお世話で2時間おきに起きていて、
毎日、計4〜5時間しか寝ていません。
それでも身体は元気だから問題意識を持っていなかったのですが、
今年になって睡眠不足によると思われる
深刻な健康障害が色々と出てきました。
(こちらについてはまた改めて書こうと思いますが、
もうかなり改善しました。)
今回、睡眠の重要性や
睡眠不足による健康被害の話を聞いて、
このままじゃ早死するな、と危機感を持ちましたので、
良質な睡眠を目指してみよう!と思いました。
ブルーライトに健康効果がある!?
特にブルーライトの話が目から鱗!でした。
『ブルーライトが大事!睡眠とアンチエイジング』
という慶應技術大学の鈴木雅彦先生の発表です。
ブルーライトが良くないから避けましょうという話なのかな、
と思っていたら、
ブルーライトがアンチエイジング・健康維持のために必要である、
という予想と真逆の内容でした。
ブルーライトは太陽光や蛍光灯、
パソコン、スマートフォンなどから日常的にあって、
目にブルーライトが入ると信号が伝わって、
全身臓器の体内時計(サーカディアンリズム)が整えられます。
朝日(ブルーライト)を浴びると
メラトニン(睡眠ホルモン)が減って、身体は活動モードに入り、
日が暮れる(ブルーライトが減る)とメラトニンが増えて眠くなる。
でも、現代は夜でも明るい照明やスマートフォンなど
ブルーライトが環境に溢れていて、
メラトニンが分泌されず、睡眠の質が低下します。
そして、遅い時間に分泌されたメラトニンは朝まで残り、
爽快に目覚められなくなる。
良質の睡眠のためには
日中、十分なブルーライトを浴びて(←ここ、衝撃!)
夜はブルーライトを避けることが大切なのだそうです。
じゃあ、スマホやPC用のブルーライトカットフィルムや
メガネは日中は要らないの?
鈴木先生に伺ってみたところ、
必要ないけれど、
ブルーライトは強い光なので、目が疲れてしまう人もいて、
そういう人はブルーライトカット商品を使うと良いのでは、
とのことでした!
ブルーライトと白内障
鈴木先生は白内障とブルーライトについても
とても興味深いお話をされていました。
白内障になるとブルーライトが目の奥に届きにくくなります。
するとメラトニンの分泌が下がり、
なかなか眠れなくなったり、眠りの質が落ちます。
視力が落ちると気持ちが沈んだり、
活動性も下がって、
歩く速度も遅くなります。
白内障手術をすると視力が回復して、
目に入るブルーライトの量が一気に増えます。
するとメラトニン分泌量が増えて睡眠の質が改善しますし、
認知機能がアップして、
運動機能も向上して、
社会活動が改善して、
大きなアンチエイジング効果があるとのことです!
白内障は70歳以上の人は100%、発症します。
白内障になったら悩むよりも、
早めに手術をした方が良さそうですね!
メラトニンの健康効果
他のドクターからは
メラトニンの重要性についても発表がありました。
メラトニンは体内時計を整えるのに重要ですが、
それだけではありません。
・ 免疫を正常に働かせて、
・ がん抑制効果もあります。
・ 食後血糖値の上昇を抑え、
・ 炎症を抑える効果・抗酸化作用があり、
・ AGEsの蓄積予防にも関与しますし、
・ ミトコンドリアを元気にします!
健康を維持するためにとても大切なメラトニンですが、
分泌量は10代をピークに急降下し、
30代ではピークの1/3、
50代以上になると1/10程度しか分泌されなくなってしまいます。
メラトニンレベルが低いと
糖尿病になりやすく、
認知症になりやすく、
寿命も短くなります。
免疫状態を整えることを利用して
コロナ感染の治療にも使われることがあり、
トランプ元大統領がコロナに感染した時も
メラトニンが投与されました。
以前からメラトニンは内服していましたが、
ここまで重要とは認識していなかったので、
飲んだり飲まなかったりでした。
これからは毎晩、内服しようと思います。
メラトニンを増やす方法
メラトニン分泌を増やすためにできることは、
夜、なるべく暗くして
リラックスする、
朝や日中、十分な光(ブルーライト)を浴びる
メラトニンの材料になるような食材を摂る
(バナナ、ケール、白菜、ブロッコリー、トマト、ナッツ など)
夜やると良くないことは
夜の光、電磁波
NSAIDs(痛み止め)の接種、
ストレス、
興奮 だそう。
これも、早速、実行してみようと思います。
それに加えてメラトニンのサプリメント。
中高年以上になると
メラトニンの生成能力は落ちますので、
健康効果を期待するのであれば
外から足してあげるのが良いと思います。
メラトニンは2~10mgが良いとのこと。
当院でお出ししているメラトニンは10mgですので、
十分な量を含んでいます。
寝る15分前にお飲みください。
間違えて日中、内服すると、
眠気で使い物にならなくなる恐れがありますから要注意です。
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